• 企業の1年後、3年後の姿は、経営者が、現在どのような仕事を行っているか、それに左右されるのではないか、ということです。

    現在どのような仕事を行っているか、それが分かるようにするためにまずやるべきことは、経営者が自分自身の行動記録をとることです。

    経営者の限られた仕事時間の中で、増やしていくべき仕事は会社を良くしていくための仕事、会社を伸ばしていくための仕事です。


    一方、減らしていくべき仕事は、日常業務、事務作業、などです。これらは社員に任せていきます。

    まずは1ヶ月間、経営者は行動記録をつけてみましょう。


    ・行動記録を付け続けるコツ

    行動を行ったら必ずその場で記録を付けること。

    1つの行動を始める時、終える時に、必ず時計を見ることです。


    次に、過去1カ月間の行動記録を見直してみます。

    そして、その行動記録を分類し、どの分類に、どれだけの時間をかけたかを計算してみます。

    A.会社を良くする仕事、会社を伸ばす仕事

    A-1 マーケティング

    ⇒これは、見込み客を集客することにつながる仕事を言うのであり、決して自分が営業を行う仕事、つまりセールスのことを言うのではありません

    A-2 社内体制の仕組み作り

    ⇒組織が機能していくための、組織作り、管理者養成、規程・マニュアルや申請書整備など

    A-3 新規ビジネスの構築

    ⇒次の売上の柱を立ち上げ、大きくするための準備作業


    B.A以外の仕事

    B-1 申請書類の回覧など事務作業

    B-2 メールチェック

    B-3 自社にくる営業マンから営業情報を受けること

    B-4 見込み客や顧客と直接会ったり電話したりするなどの営業活動

    B-5 講演活動

    B-6 Aには結びつかない社内会議や打合せ(結び付く仕事はAの仕事とする)


    というように、分けていきます。みなさんも、AとB、つまり会社を良くする仕事、会社を伸ばす仕事であるか、そうでないかで、分けてみてください。

    言い方を変えると、Aは経営者が中心にやらなければできない仕事、Bは経営者でなくてもできる仕事、というように分けることもできます。

    そして、経営者の時間の使い方が、Aの仕事が多くなるように、Bの仕事が少なくなるように、していきます。


    「この仕事は自分(経営者)でなくてもできる仕事ではないか?」

    という視点で、過去1カ月の行動記録から振り返り、そして次の1カ月に生かしていくのです。

    次の1カ月に生かすためには、次の1カ月の、スケジューリングを行うことが必要となります。


    またこれは、「経営者」の時間の使い方であって「社員」の時間の使い方ではありません。

    「社員」は、Bの仕事が多くあるのが通常です。

    ただ、「社員」でもAの仕事が増えてくると、その会社は強い会社となります。経営者としての仕事ができる社員が増えてくることにつながります。

    社員がAの仕事で成果をあげてもらうことができるよう、経営者としては教育をしていくべきですが、どうしても不向きの社員もいますので、そのような社員はBの仕事をしてもらうことにより、会社としての生産性を上げていきます。


    とにかくまずは、経営者が行動記録をとり、自分の時間の使い方を、「会社を良くする仕事」「会社を伸ばしていく仕事」にいかに注げるか、それを考えて実践していくと、1年後、3年後、会社は良い方向に向かっていくことでしょう。

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